院用の地デジTVを買ったら電波が入らず、右往左往している今日この頃。おもしろい番組も無く、ほとんどテレビは見なくなっていますが、せっかくなので綺麗に観たいものです。

こんにちは、カイロプラクターの吉野俊司でございます。

さて今回は、姿勢のお話。こんなテーマが出るとつい背筋を伸ばしたくなりますが、実はそれって運動をしているだけだったりします。

側面から見た姿勢のイメージ  姿勢は、リラックスした状態でいる身体の状態をいいます。そして人間の場合、立っている状態が一番自然な状態です。その「姿勢」を少しだけ観察してみましょう。

以前は、鏡に映しましょう。なんて書いていたりしましたが、最近はデジカメが普及しています。それを使うととても簡単。(でも、デジカメが無いという場合は全身が映る鏡でね)

自然に立った(リラックスをした)状態で撮影したものを印刷、もしくはディスプレイに表示してみましょう。撮影は、1.正面から。2.背面から。3.側面から。の3種類が理想です。

1と2で観察するポイントは、

  • 両肩の高さと幅
  • 首の角度
  • 腕を垂らしたときの脇に出来る隙間の広さ
  • 骨盤の高さ。

の4つといったところでしょうか。服装は出来るだけ薄着の方が良いですが、身体にぴったりフィットしていることが重要です。

いかがでしょうか?肩の高さはそろっていますか?幅はどうでしょう。なんか違うような気がしたら、歪んでいる証拠。その場合は、バランスを取るために首の角度も左右で違っているはず。脇の広さは揃っていますか?違っていれば、胴体の歪みもあります。骨盤の高さが違うはず。ただ、たまに高さが揃っている場合もありますが、上記の問題があれば、ホントにたまたま歪んだ状態で揃っているだけ。ということが出来るでしょうね。

さて実は、肩こり腰痛に一番関係しているのは、3の横から観た姿勢なんです。鏡で観察するのは無理ですが…

背骨はS字状に湾曲しているのが正常なのですが、これが崩れると肩こり腰痛になりやすくなります。プリンターがあれば印刷してみましょう。柱など垂直に立っているものをそばに映るようにすると、垂線が引きやすくなります。

ポイントは、くるぶしよりも少し前(足首の前面より少し後ろ辺り)から垂直線を引いてみてください。その線に膝部分が前後に半分ずつ、肩の頂点、耳の穴が通れば綺麗な姿勢と言えます。

あなたの姿勢が、垂線から結構後ろにずれていたりしませんか。その結果が猫背だったり、もしかするとお年寄りのような姿勢になっていたりする原因だったりします。

次回は、典型的なパターンを挙げて肩腰にかかる負担の説明をしてみますね。

吉野俊司プロフィール

広島県カイロプラクティック協同組合 代表理事
日本カイロプラクティック協同組合連合会 監事
一般社団法人全日本カイロプラクティック学会 広報担当
カイロプラクティックセンター広島(広島市東区愛宕町8-40)院長
平成3年にカイロプラクティックを修得。その後平成7年3月に現在の場所に開院。(旧KCSセンター広島駅前院)
平成19年3月、オーストラリア公立マードック大学健康科学部カイロプラクティック学科BHSc(Chiro)コースを卒業し、国際基準の教育を修める。
組合活動を通じて、カイロプラクティックの啓蒙活動を積極的に行う。
管理人をしているmixi「広島のママさんの会」(会員数2463名)で、赤ちゃんの便秘解消体操教室も開催。
家族構成は、妻と小学6年生男の子で、賑やかに暮らしています。