広島県カイロプラクティック協同組合が加入している、広島県中小企業団体中央会が発行している会報誌「中小企業ひろしま」にコラムの掲載をさせていただきました。この会報誌は毎月の発行になっていますが、コラム掲載は、2ヶ月に1回で1年間、計6回を予定しています。 この記事は、そのコラムの内容を、ブログ用にアレンジしたものです。

秋も深まり、既に11月なのか…?と、思ってしまうくらい朝晩は寒いです。書いているのが10月なので日中の日差しは強いようですが。11月の思い出として、2年前に、宮島に紅葉を見に行ったけれど、中途半端な時間だったから、人の多さにロープウエーを断念し、ダイエット中で体力も無く、紅葉谷だけで終わったので、今年はぜひ、弥山に登ってみたいものです。

こんにちは。カイロプラクターの吉野俊司でございます。

さて、今回は予告どおり、肩こり腰痛の仕組みについて、お話をさせていただこうと思います。

さて、前回は、横から見た姿勢が悪いとき、肩こり腰痛に大きく関連する。という内容を書かせていただいたと思います。

内踝の2cm前から、膝の真ん中を通り、股関節の位置、肩の頂点に続いて耳の穴を通る。この線が、真っ直ぐで床に対して直角であれば、肩こりや腰痛の無い身体のはずです。

なぜなのか。

重いものを持つときを考えましょう。例えば百科事典1冊でも良いでしょうか。あなたはどのように持ちますか。小脇に抱えたり、胸に抱え込んだりして、出来るだけ身体(重力中心線)に近いところで持ちますよね。余程のことがない限り、ささげ持つような、腕を伸ばした状態では持つことは無いでしょう。

同じように、頭は、肩の真上にあるほうが、その重さを一番軽くする位置になります。とは言え、猫背になっていて、肩も丸く前側にすぼめていたりすると、肩の頂点の真上に耳の穴があるのに肩こりだ。ということもあるでしょう。頭は首の骨で支えていますから、一概に肩の頂点と言うわけには行きませんが、あごを前に突き出した状態であれば、頭部の重さを直接支える首の付け根から前に出しているから、首、肩周りの筋肉は、相当働く必要があります

ところが、この姿勢を作っているのが骨盤など、土台を構成する骨格部分なんです。骨盤のズレが、腰の彎曲を消し、猫背をつくり、頭が肩の前に出てしまい、肩の凝りを感じてしまう。なので、肩こりだけでなく、腰痛まで一緒に持ってしまう方が多いんですね。

人体側面図仰向け腰、枕当て方 提案です。腰も一緒に楽にしましょう。骨盤のケアまでは手が回りませんが、とりあえず腰の関節の動きを作る方法。

バスタオルを丸めても、小さめの座布団を折りたたんでも良いですから、仰向けで腰に当ててみましょう。オヘソの真裏を目安に。図のようにしてみてください。ただし、腰に当てものをした場合は、腰を前に強く彎曲させてしまいますので、2~3分以上は当て続けないでください(重要)。また、バスタオルを丸めた場合は、腰に当てた後、首に当てて枕代わりにして寝ていただくと、肩こり予防にもなりますよ。

とうとう腰に行っちゃいました。尤も、首だけが、腰だけが身体ではなく、全体で一つの身体ですから、それぞれのパーツはお互いに影響を与えあっています。

次は、腰痛の典型的なバターンと、解消するためのエクササイズをご提案してみましょう。

吉野俊司プロフィール

広島県カイロプラクティック協同組合 代表理事
日本カイロプラクティック協同組合連合会 監事
一般社団法人全日本カイロプラクティック学会 広報担当
カイロプラクティックセンター広島(広島市東区愛宕町8-40)院長
平成3年にカイロプラクティックを修得。その後平成7年3月に現在の場所に開院。(旧KCSセンター広島駅前院)
平成19年3月、オーストラリア公立マードック大学健康科学部カイロプラクティック学科BHSc(Chiro)コースを卒業し、国際基準の教育を修めています。
組合活動を通じて、カイロプラクティックの啓蒙活動を積極的に行っています。
イベントも、積極的に参加しています。11月は、修道大学の大学祭に出店。姿勢チェックと体験ワンポイント施術を行いました。
家族構成は、妻と小学6年生男の子で、賑やかに暮らしています。