この記事は、広島県カイロプラクティック協同組合理事長の時代にお世話になっていた広島県中小企業団体中央会が発行する「中小企業ひろしま」という会報の平成24年3月号に掲載させていただいたコラムの原稿です。
時は3月、少しは暖かくなってくれているでしょうか。暑さ寒さも彼岸までって言いますが、書いてる今は雪がちらつく2月です。寒いさむいサムイっ!
こんにちは、ズボンの2重履きが離せないWHO国際基準準拠カイロプラクターの吉野です。
さて今回はどんなテーマにしようか?って思い悩んでいると、出産直後の患者さんから電話が。「センセ、うちの子抱っこしに来ないの?」おぉ、そういえばブログの日記に出産のこと書いてたね。じゃ、早速。ということで出産13日目の母子の待つ病室におじゃましました。
料金規定表には乳児の施術は2千円って決めているんですが、この方には「報酬は抱っこで(はぁと)」って伝えていたんです。でもねぇ手ぶらではなんだったのでスーパーで買った安物のクッキーを手土産に。病室で二人だけで待ってくれていました。
いやぁ…それにしても、小さいですね。誕生時の体重は聞き漏らしましたが、それでも3kgくらい。とにかく軽い。寝ていても、このくらいの時期はまどろんでいるだけだそうですね。軽く手足をうごめかしながらも私の腕の中で抱かれているようすをみてしばらく感動してました。
かわいい…
?もちろん泣きませんでしたよ。息子で抱きなれていますし、他にも院に結構赤ちゃんが来ますからね。
「どんな?センセ。」っていう言葉につられて赤ちゃんのチェック。問題点は3つプラス骨盤調整。
- 首の向き具合が左右で違っていた(左右の回旋角度)環椎を調整 →改善
- 胸椎の動きが悪かった(背骨のゆがみ)全体的な可動範囲を調整 →改善
- 腰椎の後彎で伸展が難しかった(腰をそらせない状態)腰椎の可動調整 →改善
- 骨盤を軽くAS方向に調整 (ヒップアップされる方向ですね)
生まれたてでもこんなにありました。ちなみにお母さんに状態を説明し、問題点を確認してもらったうえで施術し、術後に改善を確認してもらうという方法でおこないました。
もちろんお母さんもうちの院の患者さんだから、説明もすんなり理解してもらうことができました。ご本人にも病棟でできる範囲の調整で軽めにね。退院したら早めに一緒にっていうことで、後は雑談。
ミルクもおむつ交換も、赤ちゃんに声をかけながら行うと食事を楽しく食べることができるようになったり、おむつ交換をイヤがったりしなくなるよ。とか、子育ては大変だけれど、おおらかにやれば何とかなるよ。とかね。13日目だから、親としても赤ちゃん。一緒にあたふたしながら子育てを楽しみんちゃい。なんて話していました。
この方、自営で忙しく妊娠中はなかなか来られなかったんですが、妊娠時期でもカイロプラクティックを受けていただくと、すごく楽に過ごせるようです。現在、もうひとり妊娠中の患者さんがいるんですが、この方は、月イチで来院されていました。(まぁ、今は実家の山梨に帰られているので残念なんですけれどね)
150cm程度の身長の方が、胎児が大きくなってしまったから、骨盤の矯正でうまく開くようにしてほしい。ということで施術したら、4kgくらいの赤ちゃんを安産で出産。っていう話もあるし、1年間不妊治療していた方が、カイロプラクティックを受けたとたん妊娠できた。っていう話もあります。
上は、それこそ95歳男性の施術もしましたけれど、ホント、生まれる前から棺おけに足を突っ込むまで、カイロプラクティックと係わっていただきたい。そんな想いを抱いた赤ちゃんの施術でした。
吉野俊司プロフィール
身も心もスッキリ!うるさいほどの説明に安心を添えるカイロ健康アドバイザー
広島県カイロプラクティック協同組合 前代表理事
一般社団法人全日本カイロプラクティック学会 広報担当
カイロプラクティックセンター広島(広島市東区愛宕町8-40)院長(https://imchiro.hiroshimas.in/)
平成3年にカイロプラクティックを修得。その後平成7年3月に現在の場所に開院。
平成19年3月、オーストラリア公立マードック大学健康科学部カイロプラクティック学科BHSc(Chiro)コースを卒業し、国際基準の教育を修めています。
今年2月で、カイロプラクティックを始めて21年。いろいろな活動を通じて、カイロプラクティックの啓蒙活動を積極的に行っています。
イベントにも、積極的に参加しています。
家族構成は、妻と中学生の男の子で、賑やかに暮らしています。
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