Q.肩こりって、どうして起こるの?

A.肩こりは、日本以外ではあまり見られない症状です。
原因は、精神的なものと解剖学的なものが考えられますが、解剖学的には「血の流れが悪いこと」が問題です。

血の流れが悪いと言うことは、「筋肉のポンプ作用」が働いていないということ。そして、その筋肉を正常に動かすにはうっ血している筋肉が、緊張と弛緩を繰り返すことが出来れば良いと言うことですね。

肩こりを訴えている筋肉は、首から肩にかけての僧坊筋を中心とした頭を支えている筋肉です。
通常、肩の上に頭が載っていますが、姿勢の悪さから、肩より前に出てしまった時には、頭が前にぶら下がらないように支えてくれています。

大抵は、腰や骨盤の歪み、枕の使い方などから起きる場合が多いようですね。

そして、その状態のまま、首の関節が動きにくくなったら、辛いから一時的にでも肩の上に戻そうと思っても、戻ってくれず、より辛い状態が続くようになり、肩のこりとして、感じるようになります。

そのために、まずは、首の関節を(必要であれば施術を行い)動かすことで、筋肉を弛緩(休むこと)させ、筋肉のポンプ作用を復活させることが一番です。

ただ、根本的には、当然ですが、姿勢を良くするアプローチが必要になります。