広島県カイロプラクティック協同組合が加入している、広島県中小企業団体中央会が発行している会報誌「中小企業ひろしま」にコラムの掲載をさせていただきました。この会報誌は毎月の発行になっていますが、コラム掲載は、2ヶ月に1回で1年間、計6回を予定しています。 この記事は、そのコラムの内容を、ブログ用にアレンジしたものです。

R0010273 町内の人たちを中心に集まっている青年会。2ヶ月に1度、定例会と称して飲み会を開催していますが、2月の幹事を拝命して何とかこなし、ホッと一息ついて飲み過ぎました。中華料理は美味しいですね。二日酔いの吉野でございます。

今回は、腰痛の回避法としてイスの座り方のご紹介をさせていただきます。

疲れたとき、やれやれと思いながら座るイス。実は、腰にとっては座る姿勢よりも立っている方がよっぽどか楽なんです。尤も、ただ立っているだけだと、足の筋肉のポンプ作用が無いために、足がむくみやすくなったりしますから、腰への負担という点だけを見ても仕方ないんですけれどね。

R0010274 なぜ座ったときに腰への負担が大きくなるのか。それは、腰の骨が後ろに移動するから。背骨は、腰の骨と首の骨は前に彎曲、背中の骨は後ろに彎曲している。と、ご紹介いたしましたが、この腰の骨の前彎が無くなり易いんです。1番目の写真は、極端に背中を丸めていますが、ここまでではないにしても、結構背中や腰が丸くなっていませんか?

では、どのように座ったら、腰への負担が減るのでしょうか。それは、背筋を伸ばし、腰の骨が前に彎曲しやすい状態で座ること。そのために、股関節と膝の位置関係に注目することです。

膝が股関節よりも下にあるか、上にあるか。膝が股関節よりも上になった場合、背筋を伸ばそうとしても、背筋に負担がかかり、お腹への圧迫も半端じゃない状態になります。(って、横から「あんたのお腹が出ているからだ。」と、嫁にツッコミを入れられてしまいましたが…)

R0010275 では、膝が股関節よりも下にあれば、試してみてください。事務用のイスで肘当てが無ければ、何とかイスにまたげるはず。その状態で膝を下に下げてみると…腰を曲げる方が難しくなりませんか?2番目の写真の座り方です。座面も少し高めにしています。またぐのが結構辛かったですが、腰は大丈夫でしたね。極論ですが、自転車のサドルをイスの足に取り付けたらとても楽に座り続けることが出来るのではないか。そんなことを考えたりしています。

座面をいくら高くしても、腰が伸びない。そんなときには、前の方に座りましょう。すると、腿が下におろせるようになると思います。足は邪魔になるので、座面の下にでも納めてください。もちろん、机の下が広ければ、前に伸ばしても良いですけれどね。(6枚目の写真)

R0010276 他に、座布団を畳んで、お尻の方を高くする。という方法もありますよ。いろいろと工夫をしてみてください。基本はあくまでも股関節よりも腿を下に持っていく。目的は、腰をそらせるために。

私は、施術室で問診などを行うときに座るイスは、スツールのような高い位置に座面があるものを使っています。

ただ、高いなら大丈夫か。となると、別問題。左3枚目の写真のように、背中が丸まると意味がないですね。4番目の写真のように、お尻を後ろに突きだし、ちょっと引っかけるように座ると腰が伸びます。しかし、そんなに高いイスって、そうそうあるものではありません。

もっと良いものはないか?って院でも結構そういうお訊ねはされます。

イスの座り方良 無いわけではないんですけれど…実は、ジムボールをイス代わりにすると、とても具合が良いんです。あの、丸い大きなゴムのボールですね。エクササイズをするときの

あのジムボールをイス代わりにすると、背筋や腰を丸めて座ることは出来なくなります。しかも、座りが悪いから、バランスを取って座らなくてはならないために、コアマッスルと言われている深層筋群が鍛えられ、姿勢の安定につなげることができる。というメリットまであります。

もし、可能で有れば、ジムボールをイス代わりにしてみてください。相当腰や肩が楽になるかも。

※以下のホームページにはカイロプラクティックに関する情報掲載や疑問・質問等についても受け付けております。是非ご覧下さい。

https://imchiro.hiroshimas.in/(カイロプラクティックセンター広島ホームページ)

吉野俊司プロフィール

広島県カイロプラクティック協同組合 代表理事
日本カイロプラクティック協同組合連合会 前監事
一般社団法人全日本カイロプラクティック学会 広報担当
カイロプラクティックセンター広島(広島市東区愛宕町8-40)院長
(https://imchiro.hiroshimas.in/)
平成3年にカイロプラクティックを修得。その後平成7年3月に現在の場所に開院。(旧KCSセンター広島駅前院)
平成19年3月、オーストラリア公立マードック大学健康科学部カイロプラクティック学科BHSc(Chiro)コースを卒業し、国際基準の教育を修めています。
組合活動を通じて、カイロプラクティックの啓蒙活動を積極的に行っています。
イベントも、積極的に参加しています。3月13・14日には、旧市民球場横の青少年センターで開催される「ヤングフェスタ2010」に出展。ロビーにて、無料体験ということで、カイロプラクティックの紹介を行います。
家族構成は、妻と今年中学校にあがる男の子で、賑やかに暮らしています。