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この記事は、広島県カイロプラクティック協同組合理事長の時代にお世話になっていた広島県中小企業団体中央会の「中小企業ひろしま」という会報に掲載させていただいているコラムの原稿です。

東日本大震災におきまして、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申しあげるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申しあげます。
今この記事を書かせていただいているのがちょうど震災後1ヶ月。少しでも復興が進んでいると良いのですが…
さて、カイロプラクティックです。今回は、少し方向を変えて、カイロプラクティックの知られざる効果についてお話ししてみたいと思います。

カイロプラクティックが効果を発揮する症状としては、肩こりや腰痛、頭痛もかな?膝の痛みなど、運動器といわれる骨格や筋肉の不具合であり、その解消を目的に受診されると思います。先日は、足首のネンザや腱鞘炎、ぎっくり腰などを施術して喜んでいただきました。

しかし、神経に影響を与えることが出来る。という事をご存じ無い方は多いようですね。それも、自律神経に。

たとえば、どこに行っても良くならなかった「突発性涙菅閉塞」で30年苦しんでいた方が、「もう治るのはあきらめているんですけれど…」とおっしゃりながら、手術しても治るかどうか分からない。と、病院で言われて、どうなるか分からないなら手術はしないでおこう。と言うことで定期的に涙菅の詰まりを取っていたとのこと。

「ではこれを治しましょう。」と、首の骨を矯正すること3ヶ月(月に1回程度の施術でしたから3回程度)で、周りも驚くほどの改善が見られた。ということがありました。

30年間涙があふれ続けていたから、パイル状(タオルのような)のハンカチを手放せなかったとのこと。最近は、一応鞄の中には入っているけれど、使うことが無くなりましたと、涙を流さんばかりに喜んでいただきました。

この例などは、首の骨の歪みから神経を圧迫して涙菅の周りの平滑筋緊張が続いてしまい、涙菅が詰まってしまっていた。というものなのでしょう。幾ら涙菅の詰まりを針金などで通そうとしても、ゴミが詰まっていたわけじゃないから、治るわけ無いですよね。

カイロプラクティックは、関節を動かすことが目的ではありません。そう、整体とは違うのです。

カイロプラクティックは、自然治癒力を最大限に機能させるため、脳と体を繋いでいる神経の流れを100%に保つことができるよう、その邪魔をしているサブラクセーションを取り除くことを目的としています。

サブラクセーションというものは、ぶっちゃけ、背骨の歪み等で起きる神経圧迫を総称していますが、その背骨の歪みを取ると、ついでに肩こりや腰痛などが解消される。そのことが注目されて、カイロプラクティックなら、肩こりや腰痛が改善できる。という認識が皆さんに伝わっているように思われます。(まぁ、直接的でもありますしね)

もし、あなたが「突発性」「本態性」といった、”原因が判らない”という意味の言葉が付いている病名をお持ちなら、カイロプラクティックをご一考されてみてはいかがでしょうか。

もちろん、カイロプラクティックに関するWHO発行のガイドラインに沿った、正規のカイロプラクターにです。大学教育を受けていないカイロプラクターもたくさんいますから。ねっ。

吉野俊司プロフィール
身も心もスッキリ!うるさいほどの説明に安心を添えるカイロ健康アドバイザー
広島県カイロプラクティック協同組合 前代表理事
一般社団法人全日本カイロプラクティック学会 広報担当
カイロプラクティックセンター広島(広島市東区愛宕町8-40)院長
平成3年にカイロプラクティックを修得。その後平成7年3月に現在の場所に開院。
平成19年3月、オーストラリア公立マードック大学健康科学部カイロプラクティック学科BHSc(Chiro)コースを卒業し、国際基準の教育を修めています。
今年2月で、カイロプラクティックを始めて20年。いろいろな活動を通じて、カイロプラクティックの啓蒙活動を積極的に行っています。
イベントにも、積極的に参加しています。5月は、15日に広島市東区馬木にあるネストグループ本社にて行われる「ネスト祭り」に参加します。姿勢相談、体験施術を無料で行う予定ですので、是非、ご来場下さい。
家族構成は、妻と中学生の男の子で、賑やかに暮らしています。