今回は、第2回目です。テーマは肩周りと首。
カイロプラクティック施術の問診のとき、「こり」を感じるのはどこですか?と尋ねると、首のつけ根をおさえながら「肩がこるんです」とおっしゃるかた…ばかりと言っても過言ではないですね。
もちろん、首筋がこる場合は「首がこります」とおっしゃりながら首をおさえられます。
では、どこまでが首でどこからが肩なのか?それとも実際はまったく違うんだろうか?ということでお話ししますね。
右の画像では、薄い青のエリアです。これはみなさんご存知ですね。
では、肩は?
肩は、関節をさしますので、ピンクの丸いエリア。さらに言えば「肩」の字からのびている線が当たっているところが肩関節ですね。
「だとしたら、緑色のエリアは?あそこがこるんだけど…」という声が聞こえてきそうです。
私は、オーストラリアのマードック大学で習ったので、この緑の部分は「首」としてあつかわれるんだ。と教わりました。
しかし、少し違和感もありますよね。「首って、青いところじゃん。」私自身、そう感じましたから。でも、「肩」じゃない。
あえて言えば、肩甲骨の上。「肩甲骨上部」と呼ぶほうが良いかもしれません。「肩甲骨の上がこります」っていうかんじでしょうか。(図の肩甲骨からのびる線は、骨をさしています)
施術者側も、慣習的に「肩こり」っていっています。私自身、この記事を書いていて「肩甲骨上部」という表現を思いついたくらいなので、あまりえらそうなことはいえません。^o^;
しかし、この言い方が一般的になったらうれしいなぁ。*^o^*
ついでといってはなんですが、「背中」は肋骨が覆っているあたりを呼びましょう。黄色いエリアですね。その中でも肩甲骨の間に円が書かれていますが、ここは「肩甲骨のあいだ」とでも呼んでいただけるとよろしいと思います。(ここも首と呼んでしまう方がまれにいらっしゃいます)
ということで、肩と首の違い。いかがでしたでしょうか?
書いていて、どこかのコラムかエッセイを書いているような気分になっています。
それはさておき、次回は「つけ根」について書いてみたいと思います。
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