くわしい施術の説明
問題を解決しようとすると、
- 状況の把握
- 改善へ向けての計画
- 改善計画の実行
- 改善状態の安定化
- 評価
です。4番目は3番目の一部ですが、がまんをしてクセになっているから、予防の意味でいれています。
でも、この中でいちばん不足しているのが4番目の「改善状態の安定化」です。
カイロプラクティックセンター広島では、各種検査、状態把握、施術はもちろん、予防を確実にするために生活の中でのいろんな工夫をアドバイスしています。
肩がこる、腰が痛い。ということで細かい分析をせず、痛いところだけ処置を受けていませんか?施術を受けるだけで満足していませんか?
状況の把握は、お話を聞くだけでは中途半端に終わりがち。
しかも、術後の予防方法を聞いたことがない。と言われるお客様が多すぎます。施術効果の維持を目指して、
- 適切な検査
- 適切な施術
- 適切なアドバイス
こういったことをおさえた上で、ご説明します。
ご来院
最初は、まず、問診票にお名前や症状などをご記入ください。
書いていただく内容は、個人情報になりますので、「当院における個人情報の取り扱いについて」の説明を受けていただき、同意していただきます。
2度目以降は、そのまま痛み具合などを教えていただき、状況などを問診で伺うことになります。
その前に、バイタルサインのチェックを行います。
バイタルサインは、
- 体温
- 血圧
- 脈拍
- 呼吸数
といったものですね。もう、この段階でお体の状況確認が始まっているんですね。
問診
どんな状況なのかを教えてくださいね。
質問もさせていただきます。正しく判断するために質問をさせていただくんですが、結構コツがあるんですよ。
どんな状態なのか、いつ頃始まったのか。どの辺りに問題があるのか、どんな問題になっているのか。
できるだけ自由に表現していただくことが、問題点のヒントになったりすることが多いですね。
その表現を、改めて確認していくことで、問題点をはっきりさせていきます。
この段階で、状態のほぼ80%が把握できると言われています。
症状の確認
症状の強さや痛みの度合いの確認には、病院でも使われている、痛みを感じない”0″から、人生で一番痛かった時と同じくらいの辛さを表す”10″までの11段階で痛みを表すNRS(Numerical Rating Scale)と呼ばれる痛みの評価を使っています。
検査(各種検査)
検査には、 視診・動診・整形外科検査(オーソペディックテスト)・神経学的検査・その他とあります。
当院では、特に初回検査の際は検査シートを用意しており、そのシートをもとにして行うことで検査の質の安定と向上を図っています。
視診
- 頭の傾きは、左右の耳たぶの高さを。肩の高さの場合は、肩胛骨の高さもチェックが必要ですね。
骨盤の高さはどうでしょう。身体のねじれは?
肩や、骨盤のねじれ具合などもチェックの対象ですね。
動診
- 身体の動きはどうでしょう?
前に屈んだり(前屈)、後ろに反ったり(伸展)。後ろを振り向くのは、どのくらいまで振り向けますか?(左右の回旋)。
横に身体を傾ける(側屈)動作もありますね。左右でアンバランスな状態はありませんか?
細かくすれば、首の動きもあります。身体を倒さず、下を見たり(屈曲)上を向いたり(伸展)、横を見たり(回旋)倒したり(側屈)
肩や股関節の動きなども対象です。
他にも、自分で動かしたり(自動運動)検者(カイロプラクター)が動かす(他動運動)といった場合の違いについても判断の助けになります。
整形外科検査
- 代表的なのは、腰のヘルニアの時に行う仰向けで足を真っ直ぐにして片足ずつ上げる方法ですね(ストレート・レッグ・レイジングテスト:SLR)。
もちろん、それだけではなく腰に対してだけでも他にもたくさんあります。
種類にしても部位ごとのもの(腰や首、背中、骨盤、膝や手首足首などに)
神経機能に対して炎症の有無と多種に渡り、それぞれに重要な示唆が含まれています。
神経学的検査
- 皮膚の感覚は左右で同じでしょうか?(デルマトーム検査)背骨から出ている神経ごとに、エリアが分かれています。
腱反射は?膝を曲げてたたくとピクンと動く、あれですね。脚気の検査として有名ですが、たとえ反応しなくても左右が同じであれば、この場合は問題ではありません。
筋力検査も、この範疇になります。左右での力の違いが問題です。利き手など、普段使っている状況で左右の筋力差が出るのは仕方ないですが極端な場合、運動神経の機能低下が起きている可能性がありますね。
その他
- そのほかには、動的な重心バランスの確認やOリングテスト、必要に応じて提携先でのレントゲン撮影等の検査項目など、必要と思われる検査を行っていきます。
それぞれがさらに細かくなり、状況に応じて必要な検査を行います。
分析・判断
ここまでの問診・検査・姿勢チェックなどの結果から、いろんな可能性を推測し(鑑別診断)、取捨選択し、状況を判断し、状態の特定を行います。
実際、違った状態でも似たような症状を出している場合があり、細かい分析をしなくてはいけません。
ここで判断が狂うと、楽にならずまったく関係ない健康なところに無理な矯正を行うことにもなりかねません。
あなたは、今までちゃんとした検査を受けていたのでしょうか?
インフォームドコンセント(説明と同意)
分析・判断した状況が知りたくはありませんか?
あなたのお身体です。
知る権利があります。
そうです。自分の状態を知り、改善のための方法を知り、他の方法があるかを確認し、選択することが出来ます。
わからなければ質問して下さい。
把握している状況を基に、よろこんで質問にお答えします。
必要とあれば、他の医療機関(外科、整形外科や、内科など)へのご案内もします。
まずは知ること。自分の身体がどのように良くなるのかを理解するところから、改善への道のりが始まります。
施術
カイロプラクティックの場合、矯正で基本的に行うのは、「スラスト」という手法です。
ちょうど、だるま落としのような感じで、引っかかっている関節を整えます。
しかし、スラストが必要ない場合には、モビリゼーションテクニックという手法を使います。ソフトな施術ですね。
スラストは、いわゆる”だるま落とし”ですから、スピードが中心なので力は必要ありませんし、モビリゼーションも、数グラムから、数百グラム程度の強さで充分な場合が多いです。
強い力など必要ありません。
もちろん、矯正をしない方がよい場合があります。
例えば、痛みのひどい強い炎症の時。矯正すればするほど、状態の改善はしても痛みはひどくなる場合が多いです。
バキバキといった音を気にする方もおられますね。
カイロプラクティックの場合、音が出ても、「プツッ」という感じの音です。
「『バキッ』っとなれば、矯正ができた音だ。」と、言っている人もいますが、あの音は滑液胞(関節を包む関節をなめらかに動かす液体の入った袋)が急激に引っ張られて圧力が低くなり、気泡が発生するときの音だといわれています。
動かなかった関節が動き出す事とは、あまり関係ないんですね。
結局、関節の動きが正常になればいいので、音が出る出ないは問題ありません。
ソフトな施術がお望みの場合は、モビリゼーションテクニックを中心に組み立てることもできますのでご相談下さい。
術後指導
本当に必要なセクションです。
ふつうは、日常生活の中で悪くなっています。長い間にクセができてしまっています。
施術だけでは、すぐに施術前の状態に戻ってしまいます。
クセは、それほどまでに強いものです。
急性期(痛みが強い段階)では施術が中心にならざるを得ませんが、矯正期(痛みはないけれど歪みはしっかり残っている状態)に入るころから、エクササイズなどお身体に合わせた改善プログラムを始める必要があります。
日常の環境改善・エクササイズ指導など、必要なアドバイス・知識を提案します。
ぜひ、ご利用下さい。
ちなみに、生活改善にいちばん有効なのは、知識を得ること。そのためにご用意しているのは、「健康教室」・「腰痛教室」・「肩こり教室」といった勉強会です。
目的は、健康。
原因を知り対策がわかれば、あきらめかけていた健康が手に入る実感がもてます。
健康は、そこから始まると言っても過言ではありません。
エクササイズは、適切なものをアドバイス。
身体のゆがみにあわせた姿勢改善を目的に、エクササイズをチョイス。姿勢のゆがみだけに焦点を合わせていきます。
スポーツをするときに、きれいな姿勢を保てるようにもなります。
ぜひ、ご利用下さい。
ダイエットアドバイス
カイロプラクティックだけではなく、ふだんの健康管理アドバイス、院長が15kgダイエットに成功した手法なども含めた健康に関するサービスを行っています。
さぁ、今すぐお電話を!Tel.(082)263-3004