疲労性腰痛、ズバリッ!痛みは、「お尻」から!

ひとことで腰痛と言っても、さまざまな症状があります。
今回は、その中でも腰の骨(腰椎)と骨盤のつなぎ目辺りに出る、重いようなだるいようなジクジクした痛み方。広島弁では「にがる」という言葉で表現しますが、いわゆる「骨盤の付け根がにがるような痛み」について原因と当院での対処法をお話します。

症状・状況について

症状で言うと、上画像の赤い矢印で示したあたりを押さえながら、「ジクジクする痛みでここが痛い」とおっしゃられる場合、まずたいていは今回の疲労性腰痛の可能性が高いです。
身体を前屈したり反らしたりしても、とくに痛みに変化がなく屈みにくい反りにくいくらい。
前にかがんだり背中を反らしたりしても特に痛みが変わらない場合は、関節部分ではなく筋肉部分の痛みということになります。

では、どこの筋肉かというと、腰の部分ではなくお尻の筋肉。殿筋です。より細かく言えば、小殿筋と中殿筋あたり。

上の画像では、色を付けている2種類の三角形。外側の青っぽいところが中殿筋。内側の緑っぽいところが小殿筋です。赤い線は、中殿神経です。

骨盤を側面から見ると上の図の感じです。「原因はズバリッ!痛みはお尻から」と書きましたが、猫背を作る骨盤のゆがみが、この小殿筋と中殿筋 (図では小殿筋だけですが) の両端を短くし、筋肉が緩んでしまいます。でも、緩んだ状態のままだと不安定。そのため、絶えず緊張させて緩みを解消させます。
その結果、疲労がたまり、その疲労を中殿神経が感知して脳に伝えます。
しかし、実は特別なことにこの神経だけ、いったん下に降りてから上に向かいます。他はすべて単純に下から上に向かっています。そのため、神経が背骨に入っていく骨盤と背骨の付け根に痛みがある。と感じてしまう。

当院での施術手順

当院では、まずずれた骨盤を矯正します。場合によっては、腰の骨(腰椎)や背中の骨(胸椎)なども施術し、骨盤の矯正をします。必要に応じて中殿筋・小殿筋それぞれに貼りついている筋膜を滑らかにすることで、筋疲労を解消させていきます。

アドバイスとして

骨盤のゆがみを解消するエクササイズとしては、腸腰筋のストレッチが有効でしょう。湿布を貼る場合は、お尻。というか、骨盤の両脇に貼りましょう。貼る範囲は、結構広くなります。ただし、原因が解消されていなければ、ずっと張り続けなければならないので、まずは骨盤のゆがみの矯正から。

まずは当院にご相談を!

症状に思い当たるふしがある。湿布を貼っても効果が無い。お尻のマッサージだけで骨盤の矯正をしてくれない。上記を参考にしたけれどイマイチ効果が薄い。そんな場合は、当院にご相談ください。

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