Q.骨盤矯正って、どんなふうに矯正してもらえるんでしょうか?

A.骨盤は、真ん中の骨(仙骨)と両脇に広がる骨(寛骨:寛骨の一部である「腸骨」が仙骨と関節で接続)で構成されています。
通常、骨盤矯正というと、狭義では仙骨を中心に両脇の寛骨とのつなぎ目(矢印1:仙腸関節)の矯正を指すようです。もう少し詳しく診ることができる施術者であれば、仙骨(中央の骨)の傾き修正を目的に背骨とのつなぎ目(矢印2:腰仙関節)、の3か所を矯正することを指すようです。

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上図の赤い矢印の個所です。一般的な骨盤矯正はここまでが対象でしょう。

しかし、ほんとにそれだけでよいのでしょうか。興味を持たれた方は続きをご覧ください。

一番気になるのは、出産後の女性でしょうから、産後の骨盤矯正は別の記事でお話します。しかし、骨盤の歪みは老若男女問わず気になるものです。

さて、骨盤矯正での主な矯正個所は前述の通り。しかし、それだけで骨盤の安定ができるのか?というとそういうわけにはいかないのが現状です。

骨盤につながっている骨の関節も対象

骨盤を構成しているのは、前述のとおり真ん中の仙骨と両脇の寛骨ですが、そこに接続している骨があります。これも前述で出てきた背骨(腰椎)です。そして大腿骨も股関節でつながっています。
さらに言えば、寛骨の一部である「恥骨」が恥骨結合でつながっています。

当院では、必要性あると判断すれば矯正対象になります。下図の3番と4番です。

 

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実は、もっと細かく診なければいけない場合があります

実はさらに細かく診る必要がある場合があります。それは仙骨。

子供のころ5つに分かれていた仙椎は、成人すると1つに癒合して仙骨になっています。その際、完全に1個の骨として骨化しているわけではないようで、後部から圧迫すると微妙に弾力性を感じることができます。

この弾力性が無くなったら…?

弾力性が消失する個所として、仙腸関節を構成する部分と、仙椎それぞれの接続部分が考えられます。こういったところが動かなくなることで骨盤痛になっている場合が多々あり、細かく診ていく必要が出てきます。もちろん、尾骨にトラブルが出ることもあり、仙尾関節を矯正することもあります。下図では小さいですが赤矢印で5番目としています。

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当院で「骨盤矯正」という場合、こういったところまでチェックし矯正することを指します。

注意!

仙椎を対象に施術するときは、ちょっとしたミスで立てなくなるくらいの痛みになることもあります。
WHO国際基準の教育を受けていない施術者にかかる場合、不用意な矯正は避けることをお勧めします。

ところで、骨盤矯正だけで良いのですか?

骨盤は身体の重心点がある重要な部位です。しかし、それでも身体の一部でしかありません。他からの歪みが骨盤のゆがみを作ることもあります。
身体全体の姿勢から問題点を探りながら、必要な場合に骨盤矯正を受けることが肝要です。